▼金華山の仙人さん:
>▼marosamaさん:
>
>>シングルスレッド重視と書いたのは、コンシューマ向けでは、
>>マルチスレッドを頑張ってやる意味がほぼない(通常、ほぼ
>>使われない)という風潮のようだからです。
>>まじめにやると、検証増えるし、その分コスト高になるしで、
>>あまりメリットがないということのようです。PCメーカーと
>>かは、コストコストとうるさいですからね。
>
>という事は、ユーザーの実使用時の能力は、シングルスレッド性能に依存してる訳ですから、CDMの様なコンシューマ向けベンチマークソフトは、デフォルトでT=1の性能を優先で測定すべきという事になりますね。
個人的には、現状、一部のメーカーのSSDぐらいしか、
マルチスレッドでまともな結果がでないので、それを
考えると、コンシューマ向けには、T1優先で良いのか
なと思っています。
>ただ上記の話からすると、NVMe規格自体がマルチスレッド性能の
>向上を狙ったモノだとしたら、「実用上」ではなくて「規格上」
>の最高性能を測定する為のQ8T8も、存在価値が無い訳では無い、
>と言う事かな?
NVMeという規格は、これまでのストレージ規格とはちょっと
異なっていまして、仮想化対応なども含まれています。
たとえば、NVMeにはマルチネームスペースなどという機能な
どが用意されていますが、この機能は、1つの物理ドライブの
中に複数の論理領域をつくる機能です。
簡単に言うと複数のパーティションを作るみたいなものですね。
このときに、マルチスレッドを使うと、効率が良くなるのは、
おわかりのことかと思います。
マルチネームスペースは、今はほとんど使われていなくて、
コンシューマ向けはすべてシングルネームスペースです。
IntelさんのSSDとかは、ツールを使えば、複数のネームスペース
を設定できたはずです。
他にも、今エンプラで話題のSDS(Software Defined Storage)
に良く似た考え方の使い方もできて、複数のNVMeを束ねて1つの
ネームスペースで使ったりとかも可能だったように記憶しており
ます(SDS的なものなので、RAIDみたいな感じではなく、JBOD的
な感じです)。
というわけで、NVMeの場合、コンシューマ向けは、高速な
SATA SSDのような感じの実装になって、エンプラ向けは、
フル機能実装ということになっても、不思議ではないかと
思います。このあたりが、最終的にどうなるかはまだわか
りませんが、現状は、コンシューマ向けは高速なSATA SSD
的な実装に向かっている感じがしております。
コンシューマ向けには、HBM(Host Memory Buffer)対応
のNVMe SSDが控えていますし、まだまだ、低価格化に走っ
ていきますよ(笑)
なお、HBMは、Windowsとかすでに対応済みですし、販売さ
れれば、HBM対応SSDもすぐに使えます。
HBMは、レジストリでオフにすることもできるので、オンの
場合とオフの場合で効果がどのぐらいあるのかみることもで
きます。