TOSHIBA PX04PMC080 レビュー
エンタープライズ向け高速 NVMe 対応 SSD!!
この度、TOSHIBA様のご厚意でエンタープライズ向けSSDであるTOSHIBA PX04PMC080 (NVMe, 800GB)をお借りしましたので紹介させていただきます。エンタープライズ向けということで書き換え保障回数が非常に多く、1日に10回全体を書き換えて5年保障です。
カタログスペック
TOSHIBA PX04PMC080 (NVMe, 800GB)
128KiB シーケンシャルリード(最大) | 3,100 MiB/s | ||
128KiB シーケンシャルライト(最大) | 2,350 MiB/s | ||
4KiB ランダムリード(最大) | 660,000 IOPS | ||
4KiB ランダムライト(最大) | 185,000 IOPS |
外観
CrystalDiskInfo 7.0.2
CrystalDiskInfo 7.0.2以降+Windows 10の組み合わせであれば、温度や総読込量、総書込量などのS.M.A.R.T.情報を確認することができます。
NVMeでは、S.M.A.R.T.の属性情報が規格化されているためバッチリ対応済みとなります。SATA SSDでは製品ごとにS.M.A.R.T.属性対応が必要となるのでありがたいことです。
CrystalDiskMark 5.1.2
やはり、SSDと言えばベンチマークですよね。NVMeらしく並列データ処理時の性能をサクッと比較してみることにします。なお、ベンチマークは新品開封直後に実施しているため、全領域の書き換え完了後の定常状態よりも良好な結果となっている可能性がございます。
注:本測定は一例であり、測定条件によっては性能値が異なる場合があります。
Queue=1, Thread=1では、シーケンシャルリード1.2GB/s、ランダム4Kリード40MB/sとカタログスペックには遠く及ばない結果となりましたが、NVMeらしくQueueとThreadを増やしていくと・・・最終的に、Queue=32, Thread=8の条件では、シーケンシャルリード3.3GB/s、シーケンシャル4Kリード2.7GB/sと別次元の性能に。もちろん、個人用途でそこまで並列データアクセスするシチュエーションは全く思いつかないのですが・・・。そっ、そこはベンチマークですからロマン重視ですね。
Queue=32, Thread=1 の結果
Queue | Thread | Sequential (MB/s) | Random 4KiB (MB/s) | ||
Read | Write | Read | Write | ||
1 | 1 | 1228 | 2290 | 40 | 244 |
32 | 1 | 3389 | 2685 | 667 | 591 |
32 | 4 | 3357 | 2686 | 1505 | 1297 |
32 | 8 | 3348 | 2694 | 2703 | 2214 |
32 | 16 | 3311 | 2680 | 2686 | 2205 |
テスト環境
System: Shuttle SH170R6
CPU: Intel Core i7 6700T (2.8GHz)
Memory: DDR4 2133MHz 16GB
OS: Windows 10 Enterprise Ver.1607 (64bit)
まとめ
TOSHIBA PX04PMC080はシーケンシャルリード3GB/sオーバーかつランダム4KiBリードも2GB/s以上と非常に高速なSSDであることが確認できました。エンタープライズ向け製品のため少々縁遠い存在ではありますが、同等以上の性能を持つ一般向け製品の登場にも期待したいですね!!
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