『「欲しい」が止まず年間50本のソフトを開発』気になったこと
※ブログでは否定的なことは極力書かないことにしているのですが、どうしても気になったので。すごく俺様視点ですが、気になったことをつらつらと・・・一フリーソフト開発者としてかな~り、脊髄反射なコメントをしています。
【特別レポート】続「PilePaperFile」 ~「欲しい」が止まず年間50本のソフトを開発 (PC Watch)
未踏ソフトウェア + BTRON 関連著書多数ということでかなりすごい方だとは思うのですが、
わかったことは、ソフトウェアについてである。ソフトを作ることは、とくに環境が充実している昨今では、とても簡単なのだ。誤解を怖れずにいえば、(ExcelやWindows、Mac OSやATOK、一太郎のような大規模なソフトは別として)、たいていのソフトのコアの部分は、1日くらいで作れるのではないか。特に、世にあるフリーウェア/シェアウェア程度であれば、デバッグやさまざまな付属機能は別とすれば、まず自分でも作れそうな気がするのだ。銀行のシステムとかは別ですよ! 念のために。くどいけど。
ごく特別な達人的な機能を除けば、ほとんどのソフトのほとんどの機能は、いくつかのベーシックな技術を組み合わせて作られている。ソフトの書き方によって、効率はすぐに1,000倍くらいは違ってくるものだから、まったく同じ性能のソフトを即座に作ることはむずかしいだろうが、おなじように動くものなら別にソースを見なくても簡単にできる気がする。
のくだりが少々かなり気になりました。確かに自分だけが使うちょっとしたツールを作るのは非常に簡単になったとは思いますが、世にあるフリーウェア/シェアウェア作者は、多くの人に使っていただけるようにソフトウェアを磨き上げることに心血を注いでいるのではないかと思うのです。
「SmartWrite/SmartCalendar」も、「PilePaperFile」も、コンセプトを提示することはできたが、本格的に広く運用できるところには微妙にたどりつかなかった。
筆者自身はすべてのソフトを使っているのだが、設定機能が特別だったりするために、なかなか簡単に使えるものではないし、微妙な機能の追加や変更の必要性を感じても、プロジェクト自体が止まっていて改良は容易ではない。
「設定機能が特別だったり、なかなか簡単に使えるものではない」ということがないように「世にあるフリーウェア/シェアウェア程度」の作者はものすごく努力しているのです。(たぶんw)
プログラムは、表面は異なっていても、内部ではおなじようなロジックを何度もくり返して使うものである。それを検索しながら行なうことで、効率よく開発しているのである。動くソースは黄金のようなものだ。どんな仕様も理論も、動くソースの前では価値を持たない。
「動くソースの前では価値を持たない」って・・・そんな馬鹿な。
正直、この記事が PC Watch に掲載されたことに違和感をもちました。一体何を読者に伝えたかったのだろうか・・・
美崎氏の言っていることはコーディングの話で、hiyohiyo氏が言っているのは設計仕様の話なので、話が噛み合ってない気がします。
>素人プログラマさん
コメントありがとうございます。なるほど、コーディングの観点から話を展開していたと解釈すると合点がいきます。何度も読み介したのですが、意図をくみ取ることが出来ていませんでした。
昨夜はちょっと良くない形で反応してしまったと思います。反省。