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ひよひよさま、はじめまして。そしてみなさま、こんばんは。
CrystalCPUIDをいつも有り難く使わせていただいております。
当方、Shuttle社のCubeベアボーンキットST20G5に
Athlon64 3000+(Veniceコア)を組み合わせて使用しておりますが、
ST20G5の初期BIOSがCool'n'Quietに未対応だったこともあり、
今ではCrystalCPUIDは私にとって欠くことのできないソフトとなりました。
このような素晴らしいソフトを無償で公開していただき感謝申し上げます。
さて、以前こちらの掲示板でも紹介されていた通り(以下引用をご参照下さい)、
Veniceコア(Rev.E)では1.1V未満の電圧設定は無視されると一般に言われています。
私も実際に試して確認し、1.1V未満の電圧設定については諦めていました。
「Rev.EのAthlon 64(San DiegoコアやVeniceコア)で
AMD K6/K7/K8 MultiplierやMultiplier Managementを使って
電圧を1.1V未満に設定しても無視されて1.1Vまでしか下げられない」
http://crystalmark.info/BBS/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1642;no=1648;id=
しかし、先月Shuttleからリリースされた'XPC Tools'を使うと
1.1V未満のコア電圧でも設定できることをつい最近になって知りました。
Shuttle - XPC Tools
http://global.shuttle.com/XPCTools/overview.asp
XPC Tools 機能ガイド
http://jp.shuttle.com/xpctool/guide.htm
表示される電圧はCPU-Zに表示されるコア電圧と同じで、設定電圧を下げていくと、
・各種温度表示も連動して下がる
・USB経由で接続しているUPSの電力消費量が下がる
・背面ファンの排気温度(体感)が下がった気がする(^_^ゞ
・下げすぎるとフリーズする(^_^)
といった症状が表れます。
この件についてはVeniceコアの仕様ではないかという噂もよく聞くので、
単に設定できるだけで実際には下がっていないのではないかと初めは疑いました。
ただ、上記症状を実際に目にすると、現実に下がっているように思えてなりません。
ちなみに、当方の環境では 0.85 V まで下げて設定できました。
ただこれは限界値なので、実用上は 1.000V 程度の設定が妥当かと思われます。
設定電圧(0.850 V)- 表示電圧(低負荷時:0.816 V/高負荷時:1.120 V)
設定電圧(0.875 V)- 表示電圧(低負荷時:0.848 V/高負荷時:1.136 V)
設定電圧(0.900 V)- 表示電圧(低負荷時:0.880 V/高負荷時:1.168 V)
設定電圧(0.925 V)- 表示電圧(低負荷時:0.896 V/高負荷時:1.200 V)
設定電圧(0.950 V)- 表示電圧(低負荷時:0.912 V/高負荷時:1.216 V)
設定電圧(0.975 V)- 表示電圧(低負荷時:0.944 V/高負荷時:1.248 V)
設定電圧(1.000 V)- 表示電圧(低負荷時:0.976 V/高負荷時:1.264 V)
設定電圧(1.025 V)- 表示電圧(低負荷時:0.992 V/高負荷時:1.296 V)
なお、'XPC Tools'はまだリリースされたばかりということもあり、
「起動設定を保存」すると次回起動時にフリーズするなど、扱いに少々注意を要します。もしご覧の方でお試しになる方がいらっしゃいましたら、何卒ご注意ください。
Shuttle製の特定のハードに限定した話題で恐縮ですが、
皆様にとって何らかの参考になれば幸いです。
長文にお付き合い下さり、ありがとうございました。
追伸
XPC Tools、CPU-Z、そしてCrystalCPUIDのキャプチャ画面を添付させて頂きました。
【xpc_tools.png : 22.7KB】
【cpu_z.png : 20.2KB】
【crystalcpuid.png : 15.6KB】
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