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== 倍率がロックされたCPUについて ==
Athlon,Duronで製造週がおよそ40週前後(2003)を境に、それ以降の製品のほとんどは起動倍率がロックされています。
残念ながら、これを解除する方法は判明していません。
詳しい製造週の情報 は> OC FORUMS
これらのCPUでも、見た目には特に変わったところはなく、L1ブリッジ、L3ブリッジ、オーバークロックに必要なBP_FIDピンとの接続も特に変わりがないように思えます。しかし倍率が従来の方法では変更できなくなったことから、なんらかの変更があったことは確かですが、その回路的な違いは不明です。
つまり、この倍率がロックされたCPUに対しては、PK-OCK7、XP-TMC、PL-AXP、SSA-1などの製品、さらにマザーボードの倍率変更機能もまったくの無力です。ただしFSBの変更は従来通り可能です。
[要約] 倍率がロックされたCPU
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次の方法でも倍率は変えられないことがわかっています。
・L3ブリッジ加工
・BP_FIDピンの電圧操作
・マザーボードの倍率変更機能
・各種倍率変更関連の製品。
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ただし今の時点で出荷されているモバイルCPUからは、
倍率がロックされたものは見つかっていません。
■倍率がロックされたCPUであっても起動後に倍率を変更するには
・L5ブリッジ加工によりモバイルCPUとして認識させる
この方法でソフトウエアによって倍率を変えることができるようになります。
ただしマザーボードに依存するので注意が必要。
■倍率変更をサポートしているソフトウエアは
・CrystalCPUID(お約束ですね!、もちろんこれを使います)
・CPUMSR
これらのソフトウエアで倍率を変更しようとする場合、その上限倍率はL6によって決まります。
■上限倍率を変更するには以下のいずれかの方法があります。
・L6ブリッジを希望の倍率に加工する
・L5[1]ブリッジをクローズするとL6の設定が無視され24Xが上限となるようです。
L5ブリッジ詳細
[注意] もちろん倍率が変更できるCPUにも適用できます。
[注意] ただし、起動倍率がL6によって決まるマザーボードの場合は、L6をより高い倍率に設定するとオーバークロックとなり、その程度によっては起動が困難になります。またこのようなマザーではL5[1]クローズは24Xでの起動が要求されるため現実的ではありません。
[注意] これらは現在調査中でありミスが含まれているかもしれません、お気付きの方は御連絡ください。
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