スペクトラム拡散クロックジェネレータ
「スペクトラム拡散クロックジェネレータ」という言葉ご存知ですか?
私は、恥ずかしながらつい先日知りました。
スペクトラム拡散クロックジェネレータとは・・・
などなど、「SSCG」や「スペクトラム拡散クロックジェネレータ」などで検索すれば多数のサイトがヒットするわけですが、これは、EMI(Electro magnetic interference:電波障害) 対策部品では抑えることが難しい高調波成分の雑音を減らすために使う技術のようです。
具体的には、基準周波数に対して、±0.5%,-1.0%などの範囲でクロック周波数を揺らがせることによって、放射雑音のピークを下げることが可能となるそうです。
なんで、いきなりこんな話をするかというと「私たち」の大好きなコンピュータにもこの技術が使われている(ものもある)のです!!(ホント先日知ったんですけど・・・)
以前使用していたNEC製ノートPCには Pentium III 500MHz が載っていたのですが、クロック周波数を測定すると 99.5×5=497.5MHz でした。今までずっと疑問に思いながらも原因を調べようとしていなかったのですが、100MHzに対して SSCG で -1% の範囲でクロック周波数が揺らいでいると考えると平均値はぴったり 99.5MHz になるではありませんか!!
そんな調子で、CrystalMark 2004 のランキング をチェックすると 99.5, 99.75, 199.5 などなどそれっぽい値がざっくざく!!おぉ~これは間違いない!!特に、メーカー製がクリーンヒットです。
あと、BIOS 設定にもスペクトル拡散に関する設定がありましたね・・・。今まで意味が分からなかったのでデフォルト設定にしていたわけですが、こんな意味があったんですね。
う~ん、生きてて良かった。ちなみに、このネタは EMI の研究をしていた方から伺いました。長年の疑問がこんな形で氷解するとは人生いつどこで何が起こるか分からないものです。。。あと、CrystalMark 2004 のランキングが久しぶりに役に立ちました。登録してくださった皆様に感謝です。
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