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先日、4年以上使ってきたSAMSUNG SP1203Nに「注意」が表示されました。
見ると、「回復不可能セクター数」の生の値が「1」を示している。しかし、「代替処理済みのセクタ数」、「代替処理保留中のセクタ数」、「代替処理保留中のセクタ数」などは「0」のまま変化はない。
これらは、どう考えたらいいのかと思いつつ、とりあえず、Hard Disk Managerでバックパップを…。が、直ぐに停止。エラー表示は「エラーソース=ハードディスクマネージャ、エラーコード=0x1200e」。ディスク、パーティション、ともにダメ。エラーコードは調べたが、その内容は突き止めきれず。
XPの「バックパップ」ツールで試してみるも、同様に実行直後に固まったまま、エラー表示さえしない。
コリャ、えらいこっちゃ。このSAMSUNGにはOSを入れてある。
直近のディスクのバックパップは2週間ほど前のものしかない。OSは何とか動いている。それ以降の必要なデータは、ファイル毎にコピー。CrystalDiskInfoの情報もコピー。
chkdsk /f /rを実行したが、変化なし。4 bad sectorsと出る。
HD TuneのError Scanで、そのおよその位置を確認。「Damaged Blooks」は1箇所で、先頭より225MB〜270MBの間にあるらしい。
次いで、DFTもテストしてみる。Advanced Testの結果、コード「0x72」。
そのコード解説には「S.M.A.R.T.がドライブの問題を検出しました。そのドライブはまもなく故障するかもしれないので、できる限り速やかに交換すべき」とある。
ひぇー、一大事。さっそく、HDDを注文。
ようやく換装し終わって、人心地ついているところです。
その時のCrystalDiskInfo情報を報告しようと思ったのですが、慌てていたせいか、行方知れず。
このSAMSUNG SP1203N、使用時間は8000時間を超えていたのは覚えています。最近、温度表示が、巷間に言われているようにおかしくなっており、他のHDDより10℃程度低く示されることに不安はありました。
SMART情報と故障との相関関係については、様々な意見があるようで、例のgoogleの"Failure Trends in a Large Disk Drive Population"という論文の結論でも、微妙な表現になっていますが、今回のCrystalDiskInfoの「注意」がなかったならば、HDDの異常に気付くのが遅れ、バックアップ途中のエラーが何に起因しているのかおそらく見当がつかずに、事態をさらに悪化させていたのではないかと思います。
CrystalDiskInfoのおかけで、さしたる被害もなく、助かりました。
ひよひよさんに感謝しつつ、概略のみですが、参考までに。
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